2020/08/05 22:04
こんばんは。
刺繍植物のお店、LafleuRです。
先週より販売しております《ヘカテーへ捧げる祈りの花》
ご好評によりイヤリングは完売いたしました。
ご購入くださった皆様、誠にありがとうございます。
ブローチがまだ2点残っておりますので、もし宜しければ覗いてみてください。
今日はそんな、ラベンダーにまつわる小話をさせていただきますね。
たくさんの種類があるラベンダーの中でも、今回は特に香りの豊かな遅咲きのイングリッシュラベンダーをイメージして制作いたしました。
7月中旬から8月初めまで楽しめる、香りの良い、少しグレイッシュなラベンダーです。
お庭を満たす豊かな香りで夏の到来を告げるラベンダー、後に魔女の女王とも呼ばれるヘカテーへ捧げる花とも言われています。
ヘカテーの起源は古代エジプトに遡り、死者を導く冥府神、大地の恵みをもたらす母神、そして魔術とそれを扱う者の守護神として語られます。
特に魔術に関する力はとても強く、ギリシャ神話でも特別な存在として書かれており、後にヘカテーが魔女の女王と呼ばれる源になっているようです。
大きな力をもつヘカテーに、祈りを持って捧げられた供物はいくつかありますが、その一つがラベンダーと言われています。
冥界の神で、魔女の女王とも呼ばれるヘカテー。
(これだけ見ると、なんだかとっても恐ろしい存在に感じますね...!)
現代では禍々しいイメージで語られることの多い彼女ですが、もともとは生命を守り大地に豊穣をもたらす豊かさと、守護者としての情け深さを持った女神。
私たちの生まれるずっとずっと昔に生きた人たちは、彼女を頼り、祈りを捧げることも多かったのではないでしょうか。
そんなヘカテーへ捧げたというラベンダーを、古くは悪魔祓いや不吉な出来事を避けるためのまじないとしても使っていたようです。
新作《ヘカテーへ捧げる祈りの花》は、身につけた人へ、浄化と癒しの一つとなりますように。
という思いも込めて作ったアクセサリーです。
(次回発送分から、写真の新しいオリジナルカードでお送りいたします✴︎)
さてさて、
8月は秋の果実の女王様、葡萄のアクセサリーを販売予定です🍇
豊潤でエレガントでノーブルで...少し可愛さもある葡萄をイメージして制作中です。
どうぞお楽しみに。
(おわりまで読んでくださりありがとうございました!)